前回、行こうかどうしようかと考えた分岐に来ました。
  これで気になった道の確認ができたことになります。

  ここから駒ヶ岳山頂まで35分くらいです。
  山頂までの道にたくさん咲いていたコキクザキイチゲはまだ咲いてるかしら?
  数はずっと少なくなりましたが、まだちらほら花が残っていてくれました。

     











  笹藪にはミヤマキケマンが咲きだしています。

  海の近くで見るキケマンもケシ科でよく似ていますが、
  キケマンは海の近くでしか生えず、ミヤマキケマンは山間地に生え、
  似たような花でありながら、海と山にキッパリ別れるのがおもしろいですね。




山頂へのえぐれた道を登っていくと、一瞬ひらけた場所にでます。
ここからは周囲の景色が見えて、とくに山肌がぱぁ〜っと目に飛び込んでくる様子が素晴らしいです。

    

新緑といえば、緑色を想像しがちですが、この景色からもわかるように芽吹く葉はグリーン一色ではなく、
ちょっと紅葉を思わすような、こんな新緑もあるんですね。




さぁ、駒ヶ岳に着きました!  


  ロープウェイ横にある展望台から富士山とのツーショット。
  ピーカンに晴れあがった駒ヶ岳山頂の陽射しは強く、もうもう眩しくて、真夏のようです。


      

いちおう駒ヶ岳神社の写真も撮って下山にかかります。


  山頂に広がる笹原を下って樹林帯の道に入ります。 

あとは来た道をひたすら戻るだけ。
樹林の中でおもしろい花を見つけました。

    つぼみの状態

ツクバネソウです。これでも花か、というようなユリ科の花です。

緑色の花には黄色い雄しべがあります。雄しべの中央の赤い糸みたいなのが雌しべの先端で柱頭といいます。
花が終わると、雄しべのつけ根が膨らんで実になり、その下にそり返った花びらが残るのだそうです。
この様子が「つくばね」といって、羽根つきの羽根に似ているところから名前がついたそうです。
いまの子どもたちは、羽根つきなんて遊びを知らない子も多いですよね。


姥子駅の駐車場にもどったら、まだ14時だったので、温泉「天山」に寄って一風呂あびて帰ることにしました。
いいお天気すぎて、汗びっしょりかいたものですから、山と温泉のフルコースで〆です

2回連続して登った箱根駒ヶ岳でしたが、どちらも花が多くて楽しめました。
アクセスのよい箱根の山、温泉もお手軽、人気があるわけですね。

終いまでおつきあいくださり、ありがとうございました。

              

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