キクザキイチゲ・アズマイチゲ・ニリンソウ

春の訪れを真っ先に知らせてくれる花と言ったらいいでしょうか、
まだ肌寒さが残る林床に、可憐な姿で咲く白い花はとても目立ちます。
どれもキンポウゲ科イチリンソウ属で、春一番に咲く花らしい清楚な印象があります。

アズマイチゲ

裏高尾では、3つの中で一番先に開花しました。
花弁に見える萼片は、やや細長く数が多く、
茎葉は3小葉に分かれ、切りこみが浅く、垂れるようにして咲くのが特徴。

  

咲きはじめたばかりの花 3/13 裏高尾木下沢      一週間後 3/19 花は見頃を迎えていました 日影沢


キクザキイチゲ(菊咲一華)

花の色が白から薄紫から濃い紫まで変化があり、
茎葉は柄のある3小葉で深い切れ込みがある。またアズマイチゲと違い垂れない。

    

アズマイチゲとよく似た花なので、葉の切れ込みで判別。    「城山かたくりの里」では濃い紫色の花が見られました。

四季の森に咲く薄紫色のキクザキイチゲです。

    

2/14  落ち葉を重そうに持ち上げて咲きだしました。        3/12  咲きそろってlきた状態                     3/16  花全開です。 


ニリンソウ(二輪草)

花柄が2本づつ出ることから名前、二輪草の名前がついていますが、
必ずしも2本とはかぎらず、1本または3本の花柄もある。
 

    
2007/4/11                     2007/4/23

葉の緑と花の白のコントラストも鮮やかに、群落をつくって咲く姿が美しいニリンソウ。

上の写真は自宅近くにある、住宅に囲まれた小さな森に咲くニリンソウです。
毎年ニリンソウが咲く時期、ここを通って眺めては、白い花にウットリさせられています。

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