ハナネコノメは、ユキノシタ科ネコノメソウ属の小さな花で、
マッチ棒の先ほどの大きさですが、それがまたとてもかわいい。
ネコノメソウの仲間では、ハナネコノメがもっとも花らしい形をしています。
沢の岩場など、目を凝らしてよく見ると、
小さいけれどそれなりに自己主張しているように見える花の姿を
見つけると思わずうれしくなります。
白い花びらに見えるのは萼で、4枚の萼片に真紅の雄しべがひときわ映えます。
葉とのバランスもよく、
『自然の手仕事はつねに繊細で、とりわけ小さきものにおいては、
目を見張るような美しと緻密さ』
というのが、ネコノメソウを見ていてよくわかります。
蕾の状態で群生しているハナネコノメ まだ蕾ですが、ネコノメソウじゃないかと?